大腸ガン
今、日本で大腸ガンが増加しています。大腸がん増加は食生活の欧米化が原因となっていると考えられています。今までは、果物や野菜で食物繊維をとり、肉の食事を減らすと大腸ガンになりにくくなると言われてきましたが、最近の研究調査ではあまり関係のないことが分かっています。つまり原因ははっきりとはつかめていません。喫煙や食生活が関わっていることは確かなようです。日本では1番目に肺ガン、2番目に大腸ガンとなっています。生涯で大腸ガンになる確率は約7%となっています。この数字を見てもがんは誰がなってもおかしくない病気です。全てのガンでいえることは早期発見早期治療が大事だということです。自分だけはガンにならないと思っていては早期発見できません。ここでは大腸ガンの症状を解説します。早期発見に役立ててください。
大腸がんの初期症状
大腸がんの早期には自覚症状はほとんどありません。早期に発見される方は健康診断や人間ドックで発見されることが多いようです。ある程度進行すると血便、便秘、下痢、腹痛、お腹の張りなどが大腸がんの代表的な症状です。ですがガンのできている場所によって症状は違います。
結腸ガン
大腸のはじめの部分にできる結腸ガンの場合はあまり便に変化はでません。ガンが進行してくると腹部にしこりができたり、腸内で出血が大量に起こり貧血状態になります。さらに大腸がんが進行すると強い腹痛に襲われます。S字結腸付近にできる結腸ガンは便に異常が見られやすく、下痢になったり、出血が見られます。
直腸ガン
直腸ガンの症状の特徴は強い便意と下痢が特徴です。いくら便を出しても残便感があります。また肛門の奥の鈍痛や散痛もあります。
大腸がんの検査方法
直腸指診
医師によって指で直腸に異常がないか触診する方法。大腸がんの検査としては簡単にできる方法であるが、肛門付近しか調べることはできないのが欠点です。
便潜血検査
「化学的便潜血検査」と「免疫学的便潜血検査」の2種類があります。免疫学的の「ヒトヘモグロビン法」が主に使われる検査です。しかし、進行性の大腸ガンでも便潜血陰性のことがあるので注意が必要です。
大腸内視鏡
内視鏡を挿入して直腸から回盲部まで病変を観察する方法です。現在では大腸ガンの検査よりも大腸疾患を診断する方法として主流となっている。
バリウム注腸二重撮像法
肛門からバリウム溶液と空気を注入し、大腸や直腸の内面の形状をX線で撮像する方法です。内視鏡より実施簡単だが、放射線の被曝がある、異常があったときに生検ができないという理由により日本では大腸内視鏡に大腸疾患診断のほうが大腸ガンの検査には優先的に行われる。
コンピュータ断層撮影法 (CT)
X線診断法で進行ガンの周囲への進展度合や他臓器への転移の有無を検査するのに行われる方法である。
血液検査
進行大腸ガンがあると貧血をおこすことがある。